VEJA MULBERRY

“SUSTAINABILITY IS AN EMPTY WORD. WE CHOOSE REALITY.”

スニーカーブランドのVEJAは、ニューヨークのノリータ地区に旗艦店をオープンすると発表しました。これは、VEJAにとって初のアメリカ店舗であり、パリに旗艦店をオープンしてからわずか3カ月後のことです。

店舗はマルベリーストリート205番地に位置し、以前はニューヨークで有名なコンセプトショップ「クリーチャーズ・オブ・コンフォート」があった場所です。この店舗では、VEJAの高評価を受けているスニーカーの全スタイルとカラーバリエーションが提供されるだけでなく、交流や集いの場としての役割も果たします。

「マルベリーストリートにあるこの店舗のロケーションは、私たちが故郷と呼ぶパリの街並みと似た雰囲気があります。この店舗では、単なる小売業を超えて、私たちが信じるプロジェクトを立ち上げ、人々が意義深く魅力的な取り組みとつながるのを手助けしていきます」とVEJAの共同創設者フランソワ・モリリオン氏は語ります。

セバスチャンとフランソワがノリータに魅了されたのは10年前、友人とニューヨークを散策していたときのことでした。友人のJRのニューヨークのスタジオに招かれた二人は、このエリアでVEJAを開発し、この場所を深く愛するようになりました。

VEJAの理念に沿って、チームは無駄を削減し、シンプルで洗練されたミニマルな空間づくりに取り組みました。ニューヨークの建築家であるWXYスタジオのポール・ヴァン・デル・グリエント氏とコラボレーションしました。

「ラフな空間をそのまま残すことは、私たちがいつも考えてきたことです。多くのブランドは新しい店舗を構える際にすべてを変えてしまいますが、捨てられてしまう素材や家具を目の当たりにすると心が痛みます。私たちはその逆を考え、未来の店舗は非常にシンプルなものであるべきだと考えています。その場所の歴史を感じたいのです。使い込まれた木の床は、その場所の歴史を物語っており、すべてを残そうとする方がずっとエコロジーです」とVEJAの共同設立者セバスチャン・コップ氏は述べています。

また、素材だけでなく、店内の電力もアベスト社が提供する風力発電による100％再生可能エネルギーが使用されています。

店舗のユニークなデザイン要素として、ブラジル人アーティスト、クレベル・マテウスによる特注のネオンが含まれています。入り口左側のビデオディスプレイでは、ブランドのストーリーやミッションを紹介し、スニーカーが完成するまでの全工程を詳しく見ることができます。これには、革新的な素材の使用から、VEJAのDNAの中核をなす公正な賃金までが含まれます。

さらに、この店舗では小売業務に加えて、透明性、気候変動対策、持続可能性に焦点を当てたパネル展示やディスカッション、アクティビティが毎月開催される予定です。これらのプログラムは4月から開始される予定です。

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